ペルセウス座流星群2023

 ☆スマホでご覧の方は横画面でご覧ください。
ちょこっと豆知識
この記事は約4分で読めます。

夜空を見上げていると、時に夜空をきらりと
光りながら一瞬で何かが流れることがあります。
一瞬で光流れるほとんどのものが「流星」です。
今回はそんな夜空で起きる現象についてお話しします。



流星ってなに?

流れ星は宇宙空間からやって来た、直径1mmから数cmの小さな
ちり”粒が地球大気にもの凄い力で衝突、気化しながら

大気中の成分と反応し光を放ちながら流れる現象です。
なので、星が流れている訳ではありません。





流星が輝き始める高度はおよそ120kmからとなります。
消え始めがおよそ80Km。宇宙のちり(粒子)の重さは大きさ同様に
1g未満から10g以上と様々です。
そんなに小さくて軽いものが何故あんなに光輝けるのか?
それは『速度』と『質量』の関係があり
その違いにより明るさも変わります。
宇宙から飛来した塵(粒子)が地球の大気に衝突した際
高温高圧のプラズマ状態となり発光する現象です。



●宇宙の塵 ⇒ 宇宙のチリとは太陽系の小天体のかけらになります。
 彗星とは ⇒ かけらの大きさは数十メートルから大彗星となると50Kmほどにもなるよ。 
●隕石とは ⇒ 流星が燃え尽きないで、地上まで落ちてくるものがあります。
        大火球が現れたり衝撃波なる大きな音がする場合もあります。


流星群ってなに?


普通の流れ星は夜空のどこにいつ流れるか分かんない。
でもね、出現する期間や方角が分かっている流れ星があります。
私たちがいる太陽系を構成する天体には
太陽・惑星・衛星・準惑星・小惑星や
彗星・太陽系外縁天体があります。


そのうち彗星は大きさが数kmから数十Kmの
とても小さな天体で成分の約8割が氷の状態で他に
二酸化炭素、一酸化炭素等のガス、微量の塵(ちり)です。
幾つかの発見された彗星は公転軌道が分かっています。


2020.07.21撮影 C/2020 F3



彗星が通ってきた通り道には、塵(ちり)の集団があります。
流星群とは、彗星の軌道と地球の軌道が交差した時に
その彗星の塵(ちり)が多く地球の大気に飛び込んでくる事です。
地球に飛び込んでくるチリの粒は同じ方向からやってきます。
星空のある一点から、放射状に飛び出すように見えます。
流星が飛び出す中心となる点の事を放射点といいます。
放射点のある星座の名前をとって「○○座流星群」と言われています。
詳しくは国立天文台の説明動画があるのでご覧ください。




色んな流星群がありますが有名なものに
しし座流星群、
ふたご座流星群、
しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群があります。

 



ペルセウス座流星群の正体


ペルセウス座流星群・・・
一度は耳にした事があるのではないかと思います。
上で書いたように流星群は彗星と深く関係があり

彗星にも色々なものがあります。
今回はペルセウス座流星群を調べてみましょうか!



● ペルセウス座流星群 ペルセウス座付近が放射点です。
● 母天体 ⇒スイフト・タットル彗星。公転周期約130年。
● 活動期間 ⇒7月中旬以降~8月中旬にかけて。
● 極大 ⇒13日、17時頃。(前後でも夜から明け方にかけて見れます。)
● 月齢 ⇒26~27で新月前の細い月で、昇ってくるのは2時以降です。
     南九州では3時以降です。月明りの影響は少ないですが
      東京での天文薄明は3時以降、 南九州では4時以降です。
 


ペルセウス座は、夜の始まりにはまだ低い位置にいます。
そして周囲を木や山に囲まれていたらペルセウス座は
まだ見えない時間ですが、放射点を中心に
どこに飛ぶかは分かりません。今年は極大前に
ペルセウス群と確認できる流星が明るく活発です。
しかし、なんといっても日本全国天気が優れない!!



日本列島のど真ん中を通るルートで台風7号が
上陸すれば広範囲にわたり影響があります。
1つ前の台風でapplestarが住む地域は被害が沢山
ありましたので、晴れたとしても安全な撮影地を
選択してください。土砂や崖の近くは避けて下さい。
台風で飛んだ石や枝、ガラス片など足元にも注意。
蒸し暑い所ではヤブ蚊や虫さされに注意です。
撮影や観測の準備は入念に行いましょう。





安全面に注意して流星観測を行ってください。
そうしたらとても素敵な流星を見れるかもしれません!
ではでは、皆さんの上に素敵な流星が
舞い降りますように♪バイバーイ💛

コメントをどうぞ

error: Content is protected !!