~ちょこっと豆知識 ➄~ 超新星爆発

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ちょこっと豆知識
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星にも寿命がある

credit:ESA(欧州宇宙研究機関)

 


私たちと同様に、星(恒星)にも寿命があります。
その寿命のポイントは”重さ”です!
宇宙において重さはとても重要になってきます。
人類同様、赤ちゃん→幼児期→青年期→熟年期→老年期
星の一生には経過が存在します。星の成長でいうと・・・


分子雲→原始雲→褐色矮星or主系列星→赤色巨星→白色矮星or超新星
さっき”重さ”が大事!と書きましたが、宇宙では”重力”は重要。
星の成長がその天体の重さで左右し、名称も変わるわけです。
私たちが住む太陽は恒星の中では中の下、約100億年の寿命
現在は46億歳ほどなので、ちょうど折り返し地点です。

超新星爆発とは

credit:ESA(欧州宇宙研究機関)

星の重さ(質量)が大きければ大きいほど、寿命は短くなります。
太陽と同じ主系列星の仲間でも太陽より8倍以上もある
大きな星は、核融合反応に
使われる水素も
太陽より早く使い切ってしまいます。


星全体が大きく膨らみ赤色超巨星となります。
赤色超巨星の中心部ではヘリウムから

炭素や酸素、ケイ素や鉄が作られる核融合反応が進みます
鉄はそれ以上核融合反応を起こさず
反応は止まってしまいます。


反応が止まってエネルギーを作れなくなった鉄の
中心核は、次第に縮み温度が上がり

およそ100億度になると、あっという間に
縮んでしまった衝撃で星全体を吹っ飛ばしてしまいます

これが爆縮タイプの超新星爆発です!
他にも核爆発タイプの超新星爆発があるとされていますが

この時の爆発の明るさはめっちゃ凄いんですよ。
日本の古い書物にも残るほどです。


超新星爆発のあとは、星全体が吹き飛び
長い時間をかけて明るさを失うタイプと

中性子星やブラックホールなどに形成されるタイプがある。
星の一生を終えるこの爆発は新たな天体を生み
元素(栄養)を宇宙空間にばらまく
凄まじい生涯の終わりであり
始まりでもあるんですね!

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