星にも寿命がある
私たちと同様に、星(恒星)にも寿命があります。
その寿命のポイントは”重さ”です!
宇宙において重さはとても重要になってきます。
人類同様、赤ちゃん→幼児期→青年期→熟年期→老年期と
星の一生には経過が存在します。星の成長でいうと・・・
分子雲→原始雲→褐色矮星or主系列星→赤色巨星→白色矮星or超新星。
さっき”重さ”が大事!と書きましたが、宇宙では”重力”は重要。
星の成長がその天体の重さで左右し、名称も変わるわけです。
私たちが住む太陽は恒星の中では中の下、約100億年の寿命。
現在は46億歳ほどなので、ちょうど折り返し地点です。
超新星爆発とは
星の重さ(質量)が大きければ大きいほど、寿命は短くなります。
太陽と同じ主系列星の仲間でも太陽より8倍以上もある
大きな星は、核融合反応に使われる水素も
太陽より早く使い切ってしまいます。
星全体が大きく膨らみ赤色超巨星となります。
赤色超巨星の中心部ではヘリウムから
炭素や酸素、ケイ素や鉄が作られる核融合反応が進みます
が、鉄はそれ以上核融合反応を起こさず
反応は止まってしまいます。
反応が止まってエネルギーを作れなくなった鉄の
中心核は、次第に縮み温度が上がり
およそ100億度になると、あっという間に
縮んでしまった衝撃で星全体を吹っ飛ばしてしまいます。
これが爆縮タイプの超新星爆発です!
他にも核爆発タイプの超新星爆発があるとされていますが
この時の爆発の明るさはめっちゃ凄いんですよ。
日本の古い書物にも残るほどです。
超新星爆発のあとは、星全体が吹き飛び
長い時間をかけて明るさを失うタイプと
中性子星やブラックホールなどに形成されるタイプがある。
星の一生を終えるこの爆発は新たな天体を生み
元素(栄養)を宇宙空間にばらまく
凄まじい生涯の終わりであり、始まりでもあるんですね!
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