私たちは過去を見ている

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物理
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私は今、このBLOGを書いてます。
私とデスクトップとの距離だいたい50㎝ほど
離れているでしょうか?
私が見ている画面の「今」の姿は
光の速度で考えると
約6億分の1秒前の画面の姿です。
なので「今」ではなく極僅か前の画面です。



credit:JAF





では距離を伸ばしてみましょう。
5m先の車はどうでしょうか。
光の速度で考えると
約6000万分の1秒前の姿

見ることになります。









コロナ禍の中止時期は過ぎ
この夏も各地で花火大会など開催されました。
湾越し1km先で打ちあがった
美しい打ち上げ花火は
約30万分の1秒前の姿です。
しかも爆発音に関しては約3秒後に聞こえてきます。
さて、ここまで書いてきましたが
結局何をいいたいのかというと・・・



” 人は誰しも「今」を見たことなどない ”

 



つい先日、大谷翔平選手の歴史的な記録を
LIVE中継で見ていました。
一体、世界中の何人もの人が思っただろうか
「歴史的瞬間に立ち会えた」・・・と
哲学的な「今」や「瞬間」が
存在したとしても科学的な「今」には
会う事ができないのです。







分かってはいるものの、生きている以上
物理学のように単なる「時間」なのではなく
時間はどこから来て、どこに流れるのか
過去、現在、未来それぞれに
心の重きを置いて人類は生きています。





©applestar





物理学における「時」の方向は
過去から未来の方向にだけ流れているわけではなく
時間の矢の方向は考慮していません。
しかし、遠くの月を眺めて
「あれは、1.23秒前の過去の月だ」
・・・
とは事実だとしてもなかなか思いませんよね。
何か心が動き、思い出に浸ったり
何か未来への決意をしたりしますよね。
「時間」は人それぞれです。









しかし相対性理論にあるのは
時間の流れは誰から見ても変わらない
「絶対的」なものではなく
見る人の立場によって「相対的」に変わる
それが相対性理論とされています。
こう書かれていると、「時間」の意味も
人それぞれの見方で変わりそうですね。



当たり前すぎて普段は気にもかけない
「時」の捉え方。
科学的にエントロピーの増大とか

どうこうは考えず
人間として生きている以上
ロマンを感じて捉えて生きていきたいですね。
今日は少し「今」とは?を考える

テーマでBLOGを書いてみました。

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