シン・ウルトラマンからみる科学

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つぶやきBLOG
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梅雨入りもすぐそこ。雨続きの日々ですが
最近の週末の楽しみは5月13日(金)に公開された。
『シン・ウルトラマン』を劇場に観に行く事です。
公開初日は希望していた休みが返上となった為
翌土曜日に初めて観ました!そして
前回観た時とは別の視点で21日(土)も観ました。
さて、話題のシン・ウルトラマンについて
少しお話しをしていきたいと思います。



シン・ウルトラマン

(c)2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 (c)円谷プロ




『シン・ウルトラマン』はaplestarが高校生から
大好きなエヴァンゲリオンの監督である
庵野秀明氏が企画・脚本。
監督は長年、庵野氏とタッグを組む樋口 氏と
豪華キャストで魅せる空想特撮映画。
『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン』に次ぐ
シンシリーズ4作品のうちの一つ。


正直、ウルトラ世代ではない44歳ですが
子供の頃はまだヒーロー物、SFアニメは
たくさんあって女の子ながら見てはいましたが
ハマるほどの”好き”は無く読書好きの子供だった。
もちろん、怪獣物も特撮物も強いて
そこまでの興味は無かった。
そんな人生の中で高校の時からずっと心底好きな
エヴァンゲリオンの影響から庵野氏の他作品も
見るようになりました。


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劇中では、何故か日本にしか現れない禍威獣かいじゅう
防災庁の組織の1つ禍威獣特設対策室専従班
通称『禍特対』が設立されるが、電気を捕食する
禍威獣ネロンガに対し苦戦する。
そんな禍特対のメンバーの中に
非粒子物理学者の滝 明久 がいる
そんな彼が劇中で使う科学用語について
ほんの少しですがピックアップしてみました。


(c)2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 (c)円谷プロ


先ずは滝氏の肩書き”非粒子”物理学者とあります。
そんな滝氏はどんな視点で禍威獣やウルトラマンに
向き合うのか?
人類が高度文明を持つ外星人に対し
これまでの叡智の歴史に打ちひしがれながら
それでも、なお立ち向かうところに感動しつつ
そんな彼が劇中で使う用語について
少しですがピックアップしてみました。



劇中で使われる用語
▪非粒子とは ➡ 物質の最小単位である”素粒子”を現在の理論モデル(標準理論)を用いても、説明ができない粒子を予想する分野。すべての粒子は特定のエネルギー、運動量、質量によって特徴付けられる可能性のある状態で存在しますが、必ずしも質量がゼロである必要はないけど、長さ(または同等のエネルギー)の変化に関係なく同じ物理学でスケール不変である「何か」があるかもしれないと推測することから来ています。このようなものは粒子とは異なり、非粒子として説明されています。
            
 
▪量子デバイス ➡ 固体中の量子自由度の制御と伝送の技術に基づいた装置。デバイスとはスマホとかパソコンなどの本体を中心に内部、外部を含めたハードウェアの総称。昔の量子ビットとは「0」か「1」のどちらかの状態しか表わせませんでしたが、状態の「重ね合わせ」という量子力学的な基本性質を用います。「重ね合わせ」とは、2つまたはそれ以上の状態を同時に表すことができるということです。

 

 

▪ ジュール ➡ エネルギーそのものの量。発生する熱量の単位〔J〕(ジュール)。
▪ ワット ➡ 単位時間あたりに電気がする力(仕事量)
     熱量〔J〕=電力〔W〕 × 時間〔S〕
        電力〔w〕=電圧〔V〕×電流〔I〕
 
▪ 対空速度 ➡ 対気速度という事が多い。空気中を移動する速度。
▪ 対地速度 ➡ 地面を移動している速度。
 私たちが歩く、走る地面は動きません。では空は?気流により追い風や向かい風があり、動かない地面と違い動いている物の中を進むのとは違いがあります。対空速度は航空機に対しメインで使います。稀にウルトラマンに使います・・・(笑)。ザックリと言えば、50km/hの追い風の中を対気速度700km/hで飛べば、対地速度は750km/hになります。 逆に向かい風だと対地速度は650km/hです。

 

 

▪ 余剰次元 ➡ 簡単にいうと4次元5次元を超える高次元をあらわす言葉。私たちの世界は3次元プラス時間の4次元時空といいますが。人間の目に認識できないだけであって、宇宙はそれ以上の次元が隠れているのではないか?という理論があります。有名な理論は超弦理論ですね。この理論でいうと基本粒子は点ではなく、ひものようなものでこれが10次元世界に存在するといわれています。ひもが開いているか、閉じているか、また振動の違いで粒子の種類が決まるそうです。

 

 

▪ ブレーン ➡ 私たちが住む世界、3次元の世界はブレーン(膜)にひっついている、もしくは縛り付けられた世界で、それ以上の見えない高次元は、ブレーン(膜)から離れているのか影響が少ないのか分かりませんが行けない=見えないという事になるんでしょうか?applestarには色んな書物を読んでてそう捉えています。キーワードは「重力子」ですね。重力・・・よく使う言葉ですが人類は重力の事を実はまだまだ理解していません。重力という事象を及ぼす粒子の確定発見はまだされてません。もし重力子が発見された時にはアインシュタインに知らせてあげたいし、今後の科学の世界が大いに進展すると思います。この重力子が高次元世界を行き来できる粒子ではないかと予想されています。


他にも沢山の用語が出ていましたが
まだ2回見ただけではapplestarの脳内には
セリフが早すぎて覚えていません(;´∀`)
3回目見たら追記しておきます。
今回、物理学観点から監修をしたのは
applestarも本や映像で見て尊敬する橋本 幸士氏
きっと、俳優の有岡 大貴さんの数式の書き方が
ベテランの様に癖のある自然な書き方だったのも
言い回しも橋本 幸士氏の指導なら納得です!
とても面白い物理の世界を見せてくれる素敵な人です。



主題歌 「M八七」 米津玄師

さて、今回のシン・ウルトラマンは往年の
ウルトラファンにとってどう写ったのかは
分かりませんが、賛否両論ある中で
主題歌 「M八七」で良かったと思いますし
聴けば聴くほど本当によく考えられて
完成された曲だと頭が下がります。



シン・エヴァンゲリオンの時も序・破・Qの時も
同じでしたが、往年のエヴァファンでも
映画の主題歌がTVアニメと同じじゃなくて残念と
ガッカリした事はありません。
宇多田ヒカルさんの曲に感動したし、今となれば
宇多田ヒカルさん=エヴァとapplestarは思ってる(笑)


Airpodsで「M八七」を聴いていると
色んな効果音が分かります。
宇宙をイメージするような音が入っています。
プラズマ音のようなもの、バウショックのようなもの
地球音のようなもの。更に心音の様な
決して小さくない音が強調している。
そして何より、歌詞が素晴らしい。
切なくて、でも暗くはない曲の終わり方も
MVがマクロとミクロを表しているように見える

全てを含めて聴くと鳥肌がたちます。



今回のBLOGは上映中の「シン・ウルトラマン」
について
科学と少し絡めて書きましたが
捉え方は人それぞれです。applestarは今回の話に
人類のこれまで築いてきた叡智が外星人の
更に発展した科学力に屈しながらも立ち向かう
物理学者 滝 明久がいたからこそ面白かったし
なぜ日本にしか禍威獣が来ないのか?
実験や事故を除き唯一の被爆国だからなのか?
という視点でも映画を観ていました。
でも結局は全部が考察しながら面白かったです(笑)

以上、applestarでした♪バイバーイヾ(≧▽≦)ノ✨

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