皆さんのお住まいの地域では、先日の皆既月食は
ご覧になれましたか?
applestarの地域では、警報Lvの大雨でした。
梅雨時期に入ると、星欲MAXになり本やDVD、YouTubeなど
宇宙本を読み漁ってしまいます。
宇宙を想像する時、皆さんは何を思い浮かべますか?
きっとキラキラした星の集団を想像しませんか?
今日はそんな色鮮やかな星の集団、銀河について
書いてみたいと思います☆彡
銀河ってなに?
私たちが住む地球は天の川銀河(銀河系)の中の
太陽系第3惑星にあります。では銀河系は宇宙のどこにあるの?
そもそも銀河ってなに?と子供の頃は思ってました。
太陽系とは太陽という1つの恒星の重力圏にある
惑星、衛星、小惑星帯、チリや氷などの集まりです。
では天の川銀河には太陽系だけでしょうか?
違います!!約2000億個もの星が輝いているといわれています。
銀河とは⇒恒星や高密度天体(白色矮星、中性子星、BHなど)、
星間物質、宇宙塵、未解明なダークマター、
重力などで構成される天体。
銀河分類
太陽系のある天の川銀河の他にも、とても大きな宇宙には
約1000億個もの銀河があるといわれています。
銀河は大きく分けて、星を活発に作っている星形成銀河と
殆ど星を作らない非星形成銀河に分ける事ができ
そのみかけの形によって更に以下のように分類されています。
老年星が多く存在し散開星団も存在しないといわれている。
宇宙にある最大銀河も最小銀河も楕円銀河に属している。
球状星団系が多く存在している。
(主な銀河:M32、M49、M60、M87など)
渦状腕は銀河円盤の中心から外に向かっている。
「バルジ」と呼ばれる中心部に円状の膨らみを持つ。
渦巻銀河を取り囲む球状星団、ダークマターが
多く存在するハロー領域がある。
バルジ、銀河円盤(渦状腕を含む)、ハローの3つで構成。
(主な銀河:M31、M33、M51、M58など)
多く若い星がとても多い。
バルジは棒状に横長い膨らみを持ち星間物質が少ない。
私たちの天の川銀河(銀河系)もこの棒渦巻銀河にあたる。
ハローもあり渦巻銀河と似ている。違いはバルジ形状。
(主な銀河:銀河系、NGC1300、NGC2903、NGC4303など)
構造を持つも渦状腕はない。
ガスが少なく衰えた天体が多い。
銀河円盤は真横からの見かけは薄く平たい。
バルジ領域には古い星が多く存在している。
(主な天体:M84、M85、M86、M102など)
上記に書いた銀河どれにも当てはまらない。
渦巻腕やディスク形状もない銀河を指します。
宇宙に数多く観測される矮小銀河と呼ばれる
小型の不定形銀河や、変形した衝突銀河など。
(主な銀河:NGC4449、M82、NGC1275など)
このように銀河はいくつかの分類に分けられています。
これは1923年に作られたハッブルの銀河分類に基づいています。
銀河はどうやってできたの?
私たちの宇宙は約138億年前に誕生したと考えられています。
ビッグバン宇宙論だとエネルギー、物質、時間、空間の大爆発が起こり
膨張していく宇宙の中は熱いガスで満たされていました。
誕生直後はあまりに高密度で光さえ直進できなかった宇宙ですが
徐々に冷え、光が自由に飛び回れるようになりました。(宇宙の晴れ上がり)
ガスが冷やされて光を出さなくなります。冷やされたガスが自重により
ひと塊になっていきます。この塊が、銀河の始まりと言われています。
銀河にも色々
矮小銀河
太陽質量の10⁶~10¹⁰倍の質量を持つ小さな銀河のこと。
通常の銀河の100分の1程度ほどしかないようです。
ESAの位置天文衛星「ガイア」が観測した天の川銀河の
データ検証によると私たちの銀河系の銀河円盤が
真横から見て平らではなく、歪んでいるのは
矮小銀河と過去に衝突したせいではないか・・・と
検証がされている段階です。
今後の検証経過が楽しみですね!
局所銀河群
天の川銀河(銀河系)が含まれる銀河の集団のことです。
大小いろんな銀河が50個以上集まっている銀河の集団です。
この銀河の集団の広がりは直径がおよそ600万光年もあり
上記に書いた色々な銀河が在るようです。
銀河の集団は重力的に結びついているのが分かっているようです。
この局所銀河群の中で一番明るいのはアンドロメダ銀河。
私たちの銀河系の直径はおよそ10万光年なので
局所銀河群の大きさのスケールはもはや脳内で空間処理に
困る大きなスケールですねw
銀河団
私たち銀河系が身を置く局所銀河群は銀河の集まりは
数個から50個程度の集団ですが、この宇宙には更に多くの銀河が
集まるハイパーな銀河集団があります。それを銀河団といいます。
有名なのは「おとめ座銀河団」ですね。
直径はおよそ1000万光年もあり楕円銀河や渦巻き銀河など
およそ2500個もの銀河の集団です。
そして、その銀河団を更に上回る銀河や銀河団の集団があり
超銀河団と呼ばれています!
興味のある方は聞いた事があると思いますがラニアケア超銀河団や
シャプレー超銀河団など、1億光年の広がりを持つものもあります。
宇宙の大規模構造
超銀河団は大きく直径が1億光年以上もの大きさから成ります。
そして広大な宇宙には、1億光年以上にわたり銀河がほとんど存在しない
空間領域があるようです。観測では10億光年にわたり銀河が存在しない
空間領域も発見されたようで、こういった空洞のことを「ボイド」といい
このボイドには物質のほとんどはなく、わずかな温度差がある領域。
宇宙には観測できる物質やエネルギーもあれば、観測ができない何か・・・
ダークマターやダークエネルギーといわれているものがあります。
上の図で分かるように、宇宙にはこうした超銀河団と空洞(ボイド)が
たくさんあると考えられています。これを宇宙の大規模構造といいます。
おわりに・・・
自分たちの住む地球は太陽系第3惑星であり、銀河系に属し
局所銀河群という集団にあり、どんどん大きく物事を見ていくと
こんなにも大きなスケールなっていきましたね。
そしてこうして考えていくと、宇宙のはじまりに遡っていっちゃいます!
もはやapplestarの脳では理解不能なスケールですw
でも私たち人類はどこからきたの?という謎は永遠に探求したいものです。
数十億年後に、私たちの銀河系はアンドロメダ銀河と衝突しそのまま合体すると
考えられているようですが、衝突後は形を崩しながらも、いったんは離れ
お互いの重力で再度引き合い再衝突し巨大な楕円銀河になるようですよ( ゚Д゚)💧
生きてなくて良かったぁwww太陽の寿命を考えると、その頃太陽系は
あるだろうか?宇宙って本当に謎めいて不思議の塊ですね!
今回は簡単ですが「銀河」について書いてみました。
梅雨の晴れ間に、みなさんが夜空を見上げてくれたら嬉しいです✨
ではでは皆さん体調に気をつけてお過ごし下さい。applestarでした♪バイバーイ♡
コメントをどうぞ
ブログ拝見しましたが、いろんな事が分かりやすく
書かれていて読みやすかったです。
若い頃は物理など興味を持っていましたが
長い社会人生活で離れていました。
もう一度趣味として宇宙や星空について
携わってみたいと思いましたよ。
今後もブログ更新を楽しみにしております。
mossan1027さん、コメントありがとうございます。
長い時間を経て、また宇宙の神秘に興味を持って下さり
嬉しい限りです。
拙いブログですが、ブログを読んで頂き嬉しいです^^