私が選ぶ2020勝手にscience BEST10

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SCIENCE NEWS
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新年明けましておめでとうございます✨
昨年は拙いブログをご覧頂きありがとうございました。
今年も細々とブログにて宇宙や科学全般について触れていきたいと思います。
暇つぶしにでも目に触れる機会があったらとても嬉しいです。

昨年を科学で振り返る恒例のブログを今年はwordpressでやっちゃいます!
あくまでapplestarが選ぶ自己満なランキングですので、そこはご了承くださいw

10位 現代人の体温低下

「現代人は冷えきっている」という見出しがありつい見入ってしまったこのニュース。原因のひとつに
夏場の過度な冷房と冷え、冬場の過度な暖房と発汗、そして屋外との差に自立神経が乱れるなど
文明が発展したことで季節に反した体温調整を強いられる現代人・・・。男性・女性共に運動不足であり
筋肉量の低下がみられています。体温の低下は免疫力の低下に繋がりますので皆さんも冷えには気をつけてね!
掲載記事:nature

9位 「ABC予想」の証明 出版

かの有名なABC予想・・・。世界中の数学者が興味をもつこの「a+b=c」!理解できるのは世界の数学者の中でも
そういないらしい。京都大学数理解析研究所(数理研)の望月新一教授が長らく未解決だったこの超難問を解決し
論文にて証明したというニュースはだいぶ前に話題になりましたね。この一般人には分からないものが来春、
論文掲載、出版となります。反対派も多いのも事実です。理解ができないけど、目にする機会がとても待ち遠しいです!
約8年もの年月を経てやっと論文掲載に至ったのは難解ゆえ。掲載ページは646Pに至るらしいw

論文掲載予定:数学誌「PRIMS(ピーリムス)」

8位 ゲノム編集はヒト胚の染色体を傷つける

credit:SPL-ZEPHYR/Brand X Pictures/Getty

applestarはそもそも生命の根源を科学の力をもって操る事は反対です。警鐘のランクイン!
簡潔に復習しますと、ゲノムとは全ての生物の細胞にあるDNAが持つ遺伝情報となり生物によりゲノムは異なります。

現代ではこのゲノム編集を臨床でも行える進展もあり科学者がどこまで生命の根源を操っていいのか?
今回の記事では男女のカップルの了承もある不妊治療のようだが、子供が欲しい男女にとっては、
可能性があるなら科学の力に頼りたい切な気持ちも分かります。ただし、生命を操る科学者はその過程、危険性、
倫理面に関する説明など全てにおいて当事者とのカンファレンスを決して曖昧にしてはいけないと思います。
掲載記事:natureより

7位 KAGRAの観測開始

credit:東京大学宇宙線研究所 大型低温重力波望遠鏡「KAGRA

重力波といえば少し先を越されてLIGO検出器が観測に成功、カリフォルニア・マサチューセッツ工科大学の研究者が
ノーベル物理学賞を受賞し「アインシュタインの最後の宿題」と言われた時間と空間のゆがみ=重力波の観測はまだまだ
観測数が多くありません。そんな中、2020年2月25日東京大学宇宙線研究所、高エネルギー加速器研究機構、国立天文台を
共同ホスト機関とした協力体制のもと岐阜県飛騨市にある大型低温重力波望遠鏡KAGRAが連続運転を開始しました。
KAGRA代表者はノーベル物理学受賞の梶田 隆章教授です。遥か遠い宇宙からくるメッセージの解明を期待します!

掲載記事:KEKホームページより

6位 地球最古の物質?プレソーラー粒子

(c)AFP PHOTO / Janaina N. Avila

プレソーラー粒子とは、太陽系が作られる前の恒星とか天体周囲にあった粒子のことだよ。
星は一生の終わりに大爆発を起こしますが、その際含まれていた粒子は宇宙空間へと放出され、こうした粒子は

新たな星や惑星、月や隕石に組み込まれていくんですが、1960年代にオーストラリアに落下した隕石の中から
約75億年前の微粒子が発見され地球上に存在する最古の物質とみられています。この年月を調べるには、この隕石が
どのくらい宇宙線を浴びていたかを調べる事でも分かる一部でもあるらしい。
遥か彼方の遠い遠い岩石が地球にあるって不思議ですよね✨

掲載記事:BBCnews

5位 火星の脈動

credit:PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH

NASA火星探査機インサイトの最新情報が去年の冬、宇宙のニュースの一つとして謎を呼びましたね。
一昨年は火星にも地震(火震)があるとNASAの探査機インサイトが発見しましたが、火星の大地には奇妙な脈動が響き

活断層帯があり、今も磁場があってしかも振動していることなどが明らかになりました。
火星のプレート構造から100万年に1度しか起きないのではないかと言われていますが、もしかすると地球と同じように
活発な内部構造なのではないか?と思ったapplestarでした^^
掲載記事:ナショナルジオグラフィック


4位 ブラックホールに関する発見にノーベル物理学賞

Credit: EHT Collaboration

一昨年の春、日本だけでなく世界に衝撃的な一報が入りましたね!何だろうとワクワクしながら会見を待ったapplestar!
おとめ座銀河団の楕円銀河M87の中心に位置する巨大ブラックホールで、地球から5500万光年の距離にあって
その質量は太陽の65億倍にもなる大きな天体。そんなブラックホールは光さえも抜け出すことができない真っ暗な天体です。
ブラックホールの影は、そのブラックホールにもっとも近くまで視覚的に迫れる理論的な限界となるわけです。
この観測も含めブラックホール研究に携わる研究者に対し今年ノーベル物理学賞が授与されました。
掲載記事:自然科学研究機構国立天文台


3位 ニュートリノ、反粒子と性質異なる可能性高まる

credit:T2K実験国際共同研究グループ提供

皆さんはT2K実験ってご存じですか?興味ある人はこれを知らずして、素粒子に興味あると言えませんからね!
T2K=東海to神岡のこと!簡潔に言えば茨城県東海村の大強度陽子加速器施設(JPARC)で作られた世界最大強度の
ニュートリノビームを295km離れたスーパーカミオカンデ(神岡)に打ち込む実験のことです。この記事では

ミューニュートリノと反ミューニュートリノを発射。それぞれが電子ニュートリノ、反電子ニュートリノに変化する
確率に違いがあり、性質が異なるのかを実験しその結果、どんどん反粒子と
性質が異なる確率を上げている。95%の確率だ!それでも科学の世界では「発見」とは言えない確率。
今後、なぜ粒子が残り反粒子が消えこの世が物質で溢れているのか、その確定答を早く知りたい✨
掲載記事:nature asia


2位 「富岳」の偉業

credit:理化学研究所

去年、applestarのこの恒例ブログでシャットダウンしたスパコン「京」がランクインしましたが今回は
ポスト京「富岳」を堂々のランクインとさせて頂きます。ただ2期連続の1位や性能だけではなく
貢献のジャンルの幅広さと正確さ、宇宙、数学、気象、医学、エネルギー他にも日本だけではなく世界中の人々の
安全を願うスパコンとしての働き、勿論扱うのは「人間」です。功績だけではなく携わる人々にも感謝の2位です。
参考記事:理研 計算科学研究センター

1位 おかえり&いってらっしゃい「はやぶさ2」

credit:JAXA

いやいや、今年を締めくくる日本の宇宙科学の集大成として涙なしでは語れない感動を与えてくれましたね。
今回はカプセルのみの帰還で本体、はやぶさ2自体は次なる目的地へと旅立っていきました。
リアルタイムでドキドキしながら動画を見ていましたが、昨今の重苦しいニュースばかりの中に
日本中が感動、ハッピーになった偉業にapplestarランキング堂々の1位を差し上げたいと思います。
今後も、地球から離れていく雄姿をしっかり見続けたいと思います✨

さて、applestarの脳内に残る昨年2020年の科学ニュースをお届けしました。
今年のスタートも重苦しいニュースばかりですが、皆さんも身体に気をつけてお過ごし下さい。
そしてapplestarのブログを思い出した時にでも読んで頂けたら嬉しいです。
本年もどうぞ宜しくおねがい致します(/・ω・)/💕


コメントをどうぞ

  1. 猫あるあるある より:

    10位の「現代人の体温低下」は私にも当てはまっているのでドキッとしました^^;
    毎回楽しみにしているので今年もたくさん記事を書いていただくようお願いします。

    • applestar より:

      猫あるあるあるさん、コメントありがとうございます。
      低体温なのですね…+0.5℃でもアップ目指して下さい^^
      ブログを見て下さりありがとうございます!
      とても嬉しいです^^

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